御櫛笥(読み)ミクシゲ

デジタル大辞泉 「御櫛笥」の意味・読み・例文・類語

み‐くしげ【××笥/×匣】

貴人を敬って、その化粧道具を入れる箱をいう語。
海神わたつみの神のみことの―にたくはひ置きて」〈・四二二〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 御匣殿 名詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「御櫛笥」の意味・読み・例文・類語

み‐くしげ【御櫛笥・御匣】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「み」は接頭語 )
  2. 貴人を敬ってその櫛笥をいう語。
    1. [初出の実例]「海(わたつみ)の 神の尊の 美久之宜(ミクシゲ)に」(出典万葉集(8C後)一九・四二二〇)
  3. みくしげどの(御匣殿)」の略。〔名語記(1275)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む