御櫛笥(読み)ミクシゲ

デジタル大辞泉 「御櫛笥」の意味・読み・例文・類語

み‐くしげ【××笥/×匣】

貴人を敬って、その化粧道具を入れる箱をいう語。
海神わたつみの神のみことの―にたくはひ置きて」〈・四二二〇〉

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精選版 日本国語大辞典 「御櫛笥」の意味・読み・例文・類語

み‐くしげ【御櫛笥・御匣】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「み」は接頭語 )
  2. 貴人を敬ってその櫛笥をいう語。
    1. [初出の実例]「海(わたつみ)の 神の尊の 美久之宜(ミクシゲ)に」(出典万葉集(8C後)一九・四二二〇)
  3. みくしげどの(御匣殿)」の略。〔名語記(1275)〕

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