御物師(読み)オモノシ

デジタル大辞泉 「御物師」の意味・読み・例文・類語

おもの‐し【御物師】

公家くげ武家に仕えた裁縫師。のち、裁縫専門の女奉公人。ものし。
「―がぬうてくれし前巾着」〈浮・一代男・一〉

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精選版 日本国語大辞典 「御物師」の意味・読み・例文・類語

おもの‐し【御物師】

  1. 御物師〈和国百女〉
    御物師〈和国百女〉
  2. 〘 名詞 〙 江戸時代公家や武家、さらに富裕な町家に仕えた裁縫専門の女奉公人。物縫(ものぬい)。お居間(いま)
    1. [初出の実例]「おものしのいそぐやきぬたから衣 くらひさだまる上洛の比」(出典:俳諧・望一後千句(1652)七)

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