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町家 まちや

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

町家
まちや

民家のうち,商家や職人の住いをさす。直接道路に面して建つ集住型の都市住宅であった。その原形は 10世紀末から 11世紀初めに出現する桟敷屋で,これは古代官衙町の役人宿舎や寺院僧坊にみられる棟割長屋形式住居に築地や溝の位置につくられた付属屋,門屋の要素を加えたものであった。 11~12世紀にかけて都市中間層が台頭するとともに成立した。中世に発展する門前町や港町,さらに自治的都市である寺内町において広まり,近世城下町や宿場町では,地方の特色が加わり,多様な町家を生み出した。平安時代の京町家は「年中行事絵巻」にみられ,中世京都を描いた「洛中洛外図」には2階建のものもみられる。一般に中世までの町家は敷地にゆとりがあり,菜園などをもつものもあったが,次第に建づまりで奥行の長い「うなぎの寝床」と呼ばれるものとなった。京都や高山などでみられる真壁造の町家,川越の土蔵造,瀬戸内海沿岸に広く分布するなまこ壁の町家など,防火のために外壁を大壁とするものも多い。

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デジタル大辞泉の解説

ちょう‐か〔チヤウ‐〕【町家】

町の中にある家。まちや。
町人の家。商人の家。商家。「町家の生まれ」

まち‐や【町家/町屋】

町の中の家。特に、商家。ちょうか。「―に育つ」
町なか。町。
「―は空地なし。いかにも広き所に住みたや」〈咄・醒睡笑・七〉

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大辞林 第三版の解説

ちょうか【町家】

町なかの家。
商売をしている家。町人の家。商家。 「 -の娘」

まちや【町家】

町なかにある家。商人の家。

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