御記録書抜(読み)ごきろくかきぬき

日本歴史地名大系 「御記録書抜」の解説

御記録書抜(森藩御記録書抜)
ごきろくかきぬき

八五冊 柴田(佐久間)寿山編

原本 玖珠町教育委員会

解説 編者寿山の諱は盛芳、九郎五郎・三郎右衛門・渡人とも称した。天保一三年隠居剃髪して柴田寿山と号した。書抜二一の奥書によると、編纂は「御郡代中御用人中御用日記并上会所・大会所日記四通リ見合セ、其内不用之条ハ除之、見合セニ茂可相成ケ条計書抜」とある。見出し本文からなり、見出しの頭の丁数で本文を検索できるようになっている。寿山は後年の参考にするための日記を取調べ書抜きをするよう藩命を受け、文化元年から弘化三年までの八五冊を書抜き、四箱に入れて納めた。

活字本 御記録書抜在方・他方共(豊後森藩政史料巻一)全八五冊のうち九冊の見出し(目次)のみを翻刻。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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