柴田(読み)シバタ

デジタル大辞泉 「柴田」の意味・読み・例文・類語

しばた【柴田】

姓氏の一。
[補説]「柴田」姓の人物
柴田勝家しばたかついえ
柴田鳩翁しばたきゅうおう
柴田桂太しばたけいた
柴田翔しばたしょう
柴田是真しばたぜしん
柴田南雄しばたみなお
柴田雄次しばたゆうじ
柴田錬三郎しばたれんざぶろう

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精選版 日本国語大辞典 「柴田」の意味・読み・例文・類語

しばた【柴田】

[一] 能楽曲名。二番目物。由巳法橋作。柴田勝家に縁のある僧が越前国北庄に来ると、勝家の化身が現われて昔語りをし、僧の弔いを受けて最期有様を再現する。柴田討。廃曲
[二] 宮城県の南部の郡。養老五年(七二一刈田郡分立中世には芝田郡とも称した。

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改訂新版 世界大百科事典 「柴田」の意味・わかりやすい解説

柴田[町] (しばた)

宮城県南部,柴田郡の町。人口3万9341(2010)。阿武隈川と白石川の合流点付近に位置する。仙台平野への入口にあたる要衝の地で,白石川南岸にある船岡船岡館は戦国時代に伊達氏の臣で柴田氏の祖である四保定朝が拡張し,のち伊達騒動で有名な原田甲斐の居館となった。原田氏断絶後は柴田氏が館主となり,同氏の菩提寺大光寺が現存する。阿武隈川沿いの槻木(つきのき)は江戸時代,奥州街道の宿場町として栄えた。米作を中心に野菜や花卉がつくられるが,なかでも露地菊は東北一の産地である。1960年代から機械,金属,食品,コンクリート製品などの工場が船岡の旧海軍火薬厰跡地などに進出し,内陸工業地域としても発展している。東北本線が通じ,槻木から阿武隈急行が分岐し,近年は仙台のベッドタウンとして宅地化が進んでいる。富沢磨崖仏,雨乞のイチョウ(天)があり,白石川堤防の一目千本桜は名所として知られる。
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