御釜が割れる(読み)オカマガワレル

デジタル大辞泉 「御釜が割れる」の意味・読み・例文・類語

御釜おかま・れる

夫婦別れする。また、一家が離散する。
「跡の月から―・れて」〈浄・忠臣蔵

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御釜が割れる」の意味・読み・例文・類語

おかま【御釜】 が 割(わ)れる

  1. 一家が分散する。また、夫婦別れする。
    1. [初出の実例]「跡の月からおかまがわれて、〈略〉今ではこなはんと、わしと旦那はんとばっかり」(出典:浄瑠璃・仮名手本忠臣蔵(1748)一〇)
  2. 一身が破滅する。しくじる。
    1. [初出の実例]「経景殿も随分に聞出しては焼(たき)付け、まだ其上を吹付おかまのわれぬ用心と」(出典浄瑠璃北条時頼記(1726)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android