御零(読み)おこぼれ

精選版 日本国語大辞典 「御零」の意味・読み・例文・類語

お‐こぼれ【御零】

  1. 〘 名詞 〙 他人利益うちからお情けに与えられるわずかなもの。余りもの。
    1. [初出の実例]「奴等の大部分は文なしだ。退職金は問題にならない。物価は毎日倍になる。せいぜい商人や社長のおこぼれで暮してゐる」(出典:蝮のすゑ(1947)〈武田泰淳〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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