微生物マット(読み)びせいぶつマット

最新 地学事典 「微生物マット」の解説

びせいぶつマット
微生物マット

microbial mat

微生物の皮膜状・層状集合体でマット状のもの。バイオマット,微生物フィルム,バイオフィルムなどともいい,ほぼ同義。薄い場合,フィルムという。主にバクテリアであるが,古細菌菌類原生動物に富むこともある。温泉,排水溝なども含め,地球表層のいたる所に見られる。表面には好気的環境に適した微生物,下部は嫌気的な環境に対応する微生物群集で,異種微生物が共生する場ともなる。これらの微生物は地球最初の生命の共存形体と考えられる。細胞外ポリマー物質(EPS)で結合。これが鉱物質を集め固化し,ストロマトライトになる場合もある。多細胞生物もこの中で進化しただろうとの考えもある。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 赤井

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む