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古細菌 コサイキン

デジタル大辞泉の解説

こ‐さいきん【古細菌】

archaea》生物の分類の一つ。従来原核生物とされていた生物は真正細菌と古細菌に分けられ、真核生物と合わせて、全生物は大きく三つに分類される。古細菌の多くは極端な環境を好み、塩分濃度が高い環境で生育する好塩菌、高温環境を好む好熱菌、有機物からメタンを作り出してエネルギーを得るメタン生成菌などが知られている。アーキアアルケア始原菌

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

こさいきん【古細菌】

細菌とは区別される原核生物で、高熱・高塩濃度下など特殊な環境で生育する細菌の総称。真核細胞との類縁性も認められ、メタン生成細菌、高度好塩菌など100種類以上が知られている。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の古細菌の言及

【メタン発酵】より

…メタン生成細菌の細胞成分や核酸の塩基配列は,一般の細菌とは著しく相異し,進化の過程で相互に大きくかけ離れたものと考えられる。最近では好塩性細菌の1種であるハロバクテリウムHalobacteriumなどとともに古細菌(アーキバクテリアarchaebacteria)とも呼ばれ,生物進化に関する興味ある研究材料となっている。 メタン発酵は,動植物遺体など複雑な有機物が嫌気条件下で,偏性嫌気性細菌の1種であるクロストリディウムClostridiumなどによって分解,発酵されて炭酸ガス,ギ酸,水素を生成する前段階と,それらの生成物からメタン生成細菌によってメタンが生成する過程との2段階から成っている。…

【リボソーム】より

… リボソームの構成と構成成分に関する知見,電子顕微鏡像の違いは,生物の系統進化を知るうえで重要な手がかりを与えるもので,とくにrRNAの塩基配列の比較は原核生物の分類に大きな変革をもたらした。すなわち16S rRNAの相同性の比較から,従来の原核生物を真正細菌と古細菌archaebacteriaに分けることが提唱されている。メタン細菌,高度好塩菌,嫌気性好熱菌などが古細菌で,その他の生化学的性質の共通性から真核生物の起源とする説がある。…

※「古細菌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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