最新 地学事典 「微生物起原ガス」の解説
びせいぶつきげんガス
微生物起原ガス
biogenic gas
嫌気性バクテリア(メタノバクテリア)によって生成されたメタンを主成分とするガス。嫌気性環境で有機物が発酵し,酢酸塩や重炭酸塩に分解した後に二酸化炭素が除かれてメタンが生成。通常は浅い深度の水溶性ガスとして存在。欧米では深度3,000mの存在例がある。海洋におけるガスハイドレートは微生物起原ガスが水和したものといわれる。メタンの炭素安定同位体比は-55~-70‰で,ケロジェンの熱分解により生成されるメタンよりも同位体的に軽い。
執筆者:平井 明夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

