徳井村(読み)とくいむら

日本歴史地名大系 「徳井村」の解説

徳井村
とくいむら

[現在地名]灘区記田町きだちよう一―五丁目・徳井町一―五丁目・中郷町なかごうちよう一―五丁目・大和町やまとちよう一―五丁目・弓木町ゆみのきちよう一―四丁目・高徳町こうとくちよう一―三丁目

八幡やはた村の東、六甲ろつこう山地南麓から海岸に至る沖積地の中央部、石屋いしや川の西岸に位置する。村の南端を山陽道が通る。慶長国絵図にはトクイ村と南にトウメ(東明、現東灘区)を記し、合計高一九一石余。元和三年(一六一七)幕府領村上孫左衛門預(摂津一国御改帳)、同年尼崎藩領となり(「大垣藩地方雑記」岐阜県立図書館蔵)、寛永二〇年(一六四三)尼崎藩主の弟青山幸正に分知(寛政重修諸家譜)。享保二〇年(一七三五)旗本青木領を経て(摂河泉石高調)、明和六年(一七六九)幕府領となり幕末に至る(旧高旧領取調帳など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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