徳島藩御城下絵図(読み)とくしまはんごじようかえず

日本歴史地名大系 「徳島藩御城下絵図」の解説

徳島藩御城下絵図
とくしまはんごじようかえず

寸法 一七六×一七九センチ(彩色)

成立 不明

原本 徳島県立博物館

解説 小松島の藍商西野嘉右衛門旧蔵の肉筆図で、同種の木版図は県内に多数遺存する。図中の城郭周辺には朱枠で囲われた租税方・貨幣方・用度方・産物方・兵器方・司舟方といった公廨(役所)が表記されている。これらは明治二年六月の版籍奉還後の藩治職制によって設置された役所で、牧民所は明治二年八月から翌三年六月まで設置されたことから、当絵図は明治初年の城下町の様子を描いている。城下の屋敷地は旧徳島藩家老職が墨色の二重枠、中老職が一重の太黒枠、平士や諸士などは細黒枠で縁取られ、姓のみが記載されている。原図は文化年間に作製された実測分間絵図をもとに作製されたとみられ、一寸一町(約三六〇〇分の一)で描かれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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