精選版 日本国語大辞典 「徳平」の意味・読み・例文・類語 とくべい【徳平】 徳平〈近世商賈尽狂歌合〉〘 名詞 〙 奥州仙台岩沼(宮城県岩沼市)で作られたあかぎれの膏薬(こうやく)。伊達政宗の家臣梁川庄兵衛の下僕、徳兵衛が、主家秘伝の法によって製造したといい、江戸市中を売り歩いた。徳平膏薬。[初出の実例]「是では入込銭湯板の間のとく平が膏薬でもつけずばなるまい」(出典:黄表紙・福徳果報兵衛伝(1793)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例