コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

徳王丸西仏 とくおうまる さいぶつ

2件 の用語解説(徳王丸西仏の意味・用語解説を検索)

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

徳王丸西仏 とくおうまる-さいぶつ

?-? 鎌倉時代の農民。
肥後(熊本県)守山荘の住人。八代(やつしろの)荘の飛び地小隈野(おぐまの)村宮山の名主(みょうしゅ)の娘十万と結婚。一代で近隣の田畑をかいとり,作人をかかえ,牛馬を所有する大百姓となる。舛田家文書(「熊本県史料中世篇」3)には西仏死後の遺産相続をめぐる争いの経過が記録されている。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

徳王丸西仏

生年:生没年不詳
鎌倉時代肥後の大百姓,もと守山荘(熊本県小川町)の住人で,八代荘の飛び地小隈野村宮山(熊本県豊野村下郷)の草分け百姓の娘十万と結婚,一代で所従,牛馬,名田を持つ大百姓となり,八代荘八千把(八代市)にも田地を有するに至った。死後,後妻の 性妙 と先妻の娘鬼久曾や庶子と称する犬の子やその夫らによって,徳王丸の遺した「百姓職」の相論が展開され,これらを通じて当時の農民の婚姻,相続,交通圏などが知られる。関係史料「舛田家文書」(『熊本県史料中世篇』3)を伝える舛田家は,今日に徳王丸の祭りをはじめ中世以来の遺風を伝える。

(工藤敬一)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

徳王丸西仏の関連キーワード熊本県熊本県立大学大百姓熊本肥後耕叟仙原相良頼員斯道紹由詫磨顕秀

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone