精選版 日本国語大辞典 「心とす」の意味・読み・例文・類語
こころ【心】 と す
- ① 心に任せる。思う通りに行なう。「身を心ともせず」の形で用いる。
- [初出の実例]「いなせともいひはなたれず憂き物は身を心ともせぬ世なりけり〈伊勢〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋五・九三七)
- ② 気を配る。注意する。
- [初出の実例]「さればよとて、いよよ心とせしに、目を開きたり」(出典:読本・春雨物語(1808)二世の縁)
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...