デジタル大辞泉 「心の池」の意味・読み・例文・類語 こころ‐の‐いけ【心の池】 心の中の深い思いを水をたたえた池にたとえていう語。「―の言ひがたき、修羅しゅらの苦患くげんの数々を」〈謡・実盛〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「心の池」の意味・読み・例文・類語 こころ【心】 の 池(いけ) 池が水をたたえているように、心に物思いを深くたたえていること。悩みが心にみちみちていること。[初出の実例]「を山田のなはしろ水はたえぬとも心の池のいひははなたじ〈よみ人しらず〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋三・七九一)「埋れ木の人知れぬ身と沈めども、心の池の言ひ難き」(出典:謡曲・実盛(1430頃))心の池の補助注記「池」の縁語「楲(いひ)」(池の水の水勢を調節する仕掛け)の掛詞「言ひ」の序詞として用いられることがある。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例