心を行かす(読み)こころをゆかす

精選版 日本国語大辞典 「心を行かす」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 を 行(ゆ)かす

  1. 満足できるようにする。気を晴らす。満足する。
  2. (イ) 「行かす」が下二段活用の場合。
    1. [初出の実例]「物の師は心ゆかせてこそ。いと苦しかりつる日頃のしるしありて、うしろやすくなり給ひにけり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜下)
  3. (ロ) 「行かす」が四段活用の場合。
    1. [初出の実例]「只、船に乗て心を行さむが為に罷り行く翁也」(出典:今昔物語集(1120頃か)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む