心因性発声障害(読み)しんいんせいはっせいしょうがい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「心因性発声障害」の意味・わかりやすい解説

心因性発声障害
しんいんせいはっせいしょうがい

器質的異常がない発声障害のうち精神的原因によって生じたもの。いわゆるヒステリーの心理的なショックからささやき声しか出なくなる心因性失声症 psychogenic aphoniaは,声帯の内転が不十分となったためで,心理療法と発声指導が効果的である。職業で声を使う人に多い音声衰弱症 phonastheniaは,発声するとすぐに疲れる,大きな声が出せないなどの症状で,職業への不適応と考えられている。基礎体力をつけること,発声指導で改善するが,その結果職場への不満や適性のなさなどが,自覚できるようになる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の心因性発声障害の言及

【声】より

… 声帯に見かけ上まったく異常がなくても,声に変化を起こすことがある。その多くは心理的原因によるもので,心因性発声障害と総称することがある。たとえば,ヒステリーの一症状として,まったく響きのある声が出せず,ささやき声(すなわち声帯の振動しない状態)でしか話せない状態もある。…

※「心因性発声障害」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

立春から数えて 88日目で,現行暦では5月2日頃にあたる。八十八夜を過ぎればもはや晩霜も終りになるので,農家ではこれを種まきや茶摘み,その他の農作業開始の基準としている。日本では明暦3 (1657) ...

八十八夜の用語解説を読む