心引く(読み)こころひく

精選版 日本国語大辞典 「心引く」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 引(ひ)

  1. 心が傾く。関心が向く。好意を寄せる。
    1. [初出の実例]「あながちなりし心のひく方に任せず、かつはめやすくもて隠しつるぞかし」(出典:源氏物語(1001‐14頃)須磨)
    2. 「立ちかへり苦しき海におく網も深きえにこそ心ひくらめ〈寂蓮〉」(出典:新古今和歌集(1205)釈教・一九四〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android