精選版 日本国語大辞典 「心思う」の意味・読み・例文・類語 うら‐も・う‥もふ【心思】 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 ( 「うらおもう(心思)」の変化した語 )① =うらおもう(心思)①[初出の実例]「わすれたる事を思いださむとする時、もののとうらもふ詞あり。〈略〉もとありし事を案ずるよしの心也」(出典:名語記(1275)六)② =うらおもう(心思)②[初出の実例]「いかがせましと思惟する事をうらもふといへるもふ如何。答、もふはまどへるの反。まよへる同。うらは占也」(出典:名語記(1275)六) うら‐おも・う‥おもふ【心思】 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 ( 「うら」は「こころ」の意 )① 心の中であれこれと思いめぐらす。うらもう。[初出の実例]「すかのねのねん比(ごろ)いもにこひんかも うらおもふこころおもほえぬかも」(出典:古今和歌六帖(976‐987頃)六)② 考えが決まらずためらう。思い迷う。うらもう。[初出の実例]「うらおもひたまふこと、ましまさざれ」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例