心慰(読み)ココロナグサ

デジタル大辞泉 「心慰」の意味・読み・例文・類語

こころ‐なぐさ【心慰】

気散じ気晴らし気慰み
吾妹子わぎもこが―に遣らむため沖つ島なる白玉もがも」〈・四一〇四〉

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精選版 日本国語大辞典 「心慰」の意味・読み・例文・類語

こころ‐なぐさ【心慰】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 心を慰めること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「吾妹子(わぎもこ)が許己呂奈具佐(ココロナグサ)にやらむため沖つ島なる白玉もがも」(出典万葉集(8C後)一八・四一〇四)

こころ‐なぐさめ【心慰】

  1. 〘 名詞 〙 心を慰めたり楽しませたりすること。また、そのもの。こころなぐさみ。
    1. [初出の実例]「男たちのこころなぐさめに、からうたに、日をのぞめば都遠しなどいふなることのさまをききて」(出典:土左日記(935頃)承平五年一月二七日)

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