心文字(読み)しんもじ

精選版 日本国語大辞典 「心文字」の意味・読み・例文・類語

しん‐もじ【心文字】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「もじ」はそのものを遠まわしにいうためにそえたもの ) 心、心の中の意の女性語。多く、江戸初期に遊女手紙用語として用いられた。
    1. [初出の実例]「そさまのしんもしは、百ねんまんねんにても、さとられぬ御たしなみにて候」(出典:評判記・吉原用文章(1661‐73)五六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android