心的飽和(読み)しんてきほうわ(その他表記)mental saturation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「心的飽和」の意味・わかりやすい解説

心的飽和
しんてきほうわ
mental saturation

心理学用語。効果がみられない同一の作業を反復し続けた場合,いわゆる飽きがきてこれを続ける意志がなくなること。現象的には作業能率の低下となって現れる。飽和に達するまでの時間を飽和時間というが,飽和時間は人,作業の種類,作業場面など種々の要因に規定される。

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栄養・生化学辞典 「心的飽和」の解説

心的飽和

 →飽き

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の心的飽和の言及

【飽き】より

…どんな作業でも同一の作業を長時間にわたって続けると,作業の量や質の低下を生じ,変化を求めたくなる。この状態を飽きといい,また心的飽和psychical satiationともいう。さらに作業を続けると感情的爆発や短絡行動,作業の放棄が生じ(過飽和),またそれと類似した作業に対しても嫌悪が生じる(共飽和)。…

※「心的飽和」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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