忍寄(読み)しのびよる

精選版 日本国語大辞典 「忍寄」の意味・読み・例文・類語

しのび‐よ・る【忍寄】

〘自ラ五(四)〙
相手が気づかないうちに、そっとそばに近づく。ひそかに近づく。
※夜の寝覚(1045‐68頃)一「あながちに忍びよらむも、世の聞き耳のいとほしきに」
② ある状態が、知らぬまに身に迫る。
競馬(1946)〈織田作之助〉「晩秋黄昏がはや忍び寄ったやうな翳の中を」

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