デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「志乃」の解説 志乃 しの 三浦哲郎の小説「忍ぶ川」の主人公。東京下町の料亭忍ぶ川ではたらく不幸な生い立ちの女性。兄や姉たちが自殺・失跡するというくらい血の宿命をせおう東北出身の大学生と清純な愛をつらぬき,父の死後に結婚。雪国で初夜をむかえ,20年間のしのぶだけであった人生から新生をめざす。小説は昭和35年「新潮」に発表,芥川賞受賞。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例