最新 地学事典 「志田数」の解説
しだすう
志田数
Shida’s number
潮汐による地表の水平変位の量は,起潮力ポテンシャルWを水平方向に微分し,それを重力加速度ɡで割ったものに比例した大きさになる,その比例係数lを志田数と呼ぶ。京都大学の志田順が,この水平変位を見出したことに由来し,その値は約0.084である。志田数lは,ラブ数h,kと共に起潮力に対して実際に観測される潮汐の大きさを表す指標となる。たとえば,潮汐により鉛直線が地球自転軸に対して傾く大きさは,剛体地球の場合の1+k−l倍となる。歪み観測において,面積歪みは2(h−3l)W/aɡ(aは地球半径)となる。
執筆者:田村 良明
参照項目:ラブ数
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

