デジタル大辞泉 「鉛直線」の意味・読み・例文・類語 えんちょく‐せん【鉛直線】 1 おもりをつけて垂らした糸が示す方向の直線。水平面と直角をなす直線。2 ある点から、ある直線に対して垂直に引いた線。垂直線。[類語]線・ライン・筋すじ・弧・罫・線条・直線・曲線・実線・破線・点線・波線・斜線・アンダーライン・傍線・折れ線・垂線・接線・水平線・平行線・対角線・双曲線・放物線・母線・螺線らせん・割線・中線・中心線 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「鉛直線」の意味・読み・例文・類語 えんちょく‐せん【鉛直線】 〘 名詞 〙① 物理学で、重力の方向を示す直線。すなわち、物体をつりさげた糸の示す方向の直線。水平面と垂直をなす直線。[初出の実例]「地球の中心に対したる線を、縦線又は鉛直線といふ」(出典:小学読本(1873)〈田中義廉〉四)② 一点から、ある直線・平面に対して垂直な方向に引いた直線。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
百科事典マイペディア 「鉛直線」の意味・わかりやすい解説 鉛直線【えんちょくせん】 おもりをつるした糸の示す直線で,水準面と直交し,重力方向と一致。地殻は密度,厚さが一様でないため地上での重力の方向は多少異なり,そのためある地点での鉛直線と準拠楕円体(地球楕円体)にたてた法線とは一般に一致しない。この差の角度が鉛直線偏差で,ときに20″に達する。→重力異常 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「鉛直線」の意味・わかりやすい解説 鉛直線えんちょくせん 重力の作用する方向を示す直線をその地点の鉛直線という。直観的には、おもりを下げて静止させた糸のつくる線であると考えてよい。厳密にいうと、鉛直線は直線ではなく、わずかに曲がっており、正確な表現では、「あらゆる点での接線がその点の重力方向と一致する曲線」ということになる。鉛直線の向きは主として地球の引力と地球自転の遠心力との合力の向きとして決まるが、月や太陽の引力の影響でわずかに周期的な変化をする。[長沢 工] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の鉛直線の言及 【鉛直線偏差】より …おもりを下げて静止させた糸の方向を鉛直線といい,それがその地点の上下方向を決める。一方,地図を作るときは,地球の形として適当な地球楕円体を決め,各地点をその上に投影するのが通常である。… ※「鉛直線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by