志那中村(読み)しななかむら

日本歴史地名大系 「志那中村」の解説

志那中村
しななかむら

[現在地名]草津市志那中町

志那村の北に位置し、西は琵琶湖に臨む。志那三郷のうち。品中村とも記し、北志那村とも称された。永正一二年(一五一五)延暦寺西塔院の蓮宝は、北尾領の「北志那」を下笠某とともに押領している(同年一二月二三日「室町幕府奉行人連署奉書」朽木文書)。寛永石高帳では高一千二九石余、幕府領・膳所藩領・旗本諏訪部領。慶安高辻帳では幕府領の田五二石余・畑三石余、膳所藩領の田四六五石余・畑五二石余・永荒八斗余、ほか小物成として米四石余、諏訪部領の田四〇五石余・畑四七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android