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快書 かいしょkuài shū

世界大百科事典 第2版の解説

かいしょ【快書 kuài shū】

中国,北京の語り物。歌うにつれ速度が増すのでこうよぶ。〈詩篇〉8句に話の大意を述べる〈註頭〉が続き,春雲板(→流水板)→連珠調とほぼ定型旋律3部より成る。ただしこの間にかなり長いコトバと地が入る。蛇皮線を伴奏に,演者はジェスチャーたっぷりに,ときに八角鼓をもち,顔を真っ赤にして荒々しく力んで語るのを特徴とし,戦闘場面を含む演目に適す。《閙(どう)天宮》《武松打虎》《長板坡》等が代表作。【吉川 良和】

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の快書の言及

【漢字】より

…漢字はその名の示すように中国の文字である。現在中国はもちろん,古代中国文化圏にあった日本および韓国でも用いられている。漢字はエジプトの象形文字(ヒエログリフ),メソポタミアの楔形(くさびがた)文字などと同じく古代文字であり,しかも現代になお用いられている唯一の古代文字である。過去3000年にわたって同じ文字が断絶することなく用いられてきたことは,中国文化の特異な一面を物語っている。
【漢字の特質】
 通説によれば漢字は他の古代文字と同じく表意文字ideographの段階にあるといわれる。…

【書】より

…文字を書くこと,または書かれた文字を,主として造形面から審美的な対象として意識したときに成立する一つの芸術。とくに中国を中心として,日本,朝鮮,ベトナムなど東洋の漢字世界において古くから発達した。その他の地域,例えばイスラム世界やヨーロッパなどにも,文字を審美的な対象として書くことはあるにはあったが,東洋の漢字世界に比べて,その意義や重要性は小さいといえよう。したがって,書は中国を中心とする東洋の漢字世界に発達した独自の芸術であると言ってもよい。…

【書体】より

…文字には,それを書き表すとき同一文字においていろいろな様式の字形をとることがあり,これを書体という。書体は字体と同じく使われる場合があるが,それを区別するために,字体は例えば,楷書の活字で宋朝(そうちよう)体,明朝(みんちよう)体,清朝(しんちよう)体などとあるような,同一書体中でのバリエーションと定義づける。ここでは中国に発生した漢字とそれをもとに日本で作られた仮名(かな)について論じる。
[秦始皇帝の文字統一]
 甲骨文の時代から現在に及ぶ漢字の書体の変遷を考えるとき,その流れを決定づけた事業として,その筆頭には秦始皇帝の文字統一をあげねばならない。…

※「快書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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