天宮(読み)ティアンゴン

デジタル大辞泉 「天宮」の意味・読み・例文・類語

ティアンゴン【天宮】

中国宇宙ステーションと、その実験機の名称。実験機は全長10.4メートル、最大直径3.35メートル、重量8.5トン。実験モジュールと資源モジュールで構成され、居住空間は約15立方メートル。2011年9月に天宮1号が打ち上げられ、2012年6月に神舟9号と有人ドッキング実験に成功。2016年頃から制御不能となり、2018年4月に地球に落下した。一方、2016年9月に予備機である天宮2号が打ち上げられ、同年10月から11月にかけて有人運用が行われた。

てん‐きゅう【天宮】

ティアンゴン

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共同通信ニュース用語解説 「天宮」の解説

天宮

天宮てんきゅう 中国が独自に建設した宇宙ステーション飛行士の居住エリアを含む中核部分と、二つの実験施設で構成されている。中国は自国知的財産権を駆使して「核心的な部品国産化率は100%に達している」と説明。外国の飛行士を受け入れる計画もある。2021年4月に中核部分を打ち上げて以降、有人宇宙飛行を含むロケット発射を10回以上繰り返して建設を進めてきた。22年11月、有人宇宙船神舟しんしゅう15号」とドッキングし、中国にとって初となる要員交代を行い、実質的に完成した。(共同)

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精選版 日本国語大辞典 「天宮」の意味・読み・例文・類語

てん‐ぐ【天宮】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語天人宮殿。てんぐう。
    1. [初出の実例]「春風一起馨香遠、花蕚相暉照天宮」(出典経国集(827)一一・現果詩〈空海〉)
  3. てんきゅう(天宮)

てん‐きゅう【天宮】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 天帝の宮殿。転じて、天空のこと。〔水経注渭水
  3. てんぐ(天宮)

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普及版 字通 「天宮」の読み・字形・画数・意味

【天宮】てんきゆう

天の宮殿。

字通「天」の項目を見る

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