普及版 字通 「忸」の読み・字形・画数・意味
忸
7画
(異体字)
10画
[字訓] はじる・なれる
[説文解字]
[字形] 形声
正字はに作り、而(じ)声。忸は通用の字で丑(ちゆう)声。〔説文〕十下に「慙(は)づるなり」とみえる。
[訓義]
1. はじる、うれえる。
2. 狃と通じ、なれる、ならす。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕忸 ハヅ・イタム・ウレフ
[語系]
忸niuk、怩nyeiは声近く、ともにはじる意がある。nikもその系列の語。〔広雅、釈詁一〕に「(ぢよく)は慙づるなり」とあり、〔方言、二〕に梁・宋の語であるという。
[熟語]
忸行▶・忸恨▶・忸怩▶・忸▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報