思い違う(読み)オモイチガウ

デジタル大辞泉 「思い違う」の意味・読み・例文・類語

おもい‐ちが・う〔おもひちがふ〕【思い違う】

[動ワ五(ハ四)]思い違える」に同じ。
「らんぼうものと―・い、からめとらんとするにこそ」〈魯文西洋道中膝栗毛
[動ハ下二]おもいちがえる」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「思い違う」の意味・読み・例文・類語

おもい‐ちが・うおもひちがふ【思違】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙おもいちがえる(思違)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ワ行五(ハ四) 〙おもいちがえる(思違)
    1. [初出の実例]「らんばうものとおもひちがひからめとらんとするに」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉一〇)

おもい‐たが・うおもひたがふ【思違】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 考え違いをする。思い誤る。思い違える。
    1. [初出の実例]「そのすまひの日、仁寿殿にてなむきこしめしける。なえん思ひたがへたるなるべし」(出典:宇津保物語(970‐999頃)内侍督)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 [ 一 ]に同じ。

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