デジタル大辞泉 「思ひ弛む」の意味・読み・例文・類語 おもい‐たゆ・む〔おもひ‐〕【思ひ×弛む】 [動マ四]心が緩む。油断する。「今はさりともと―・みたりつるに」〈源・葵〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「思ひ弛む」の意味・読み・例文・類語 おもい‐たゆ・むおもひ‥【思弛】 〘 自動詞 マ行四段活用 〙① 心がゆるむ。ほっとする。油断する。[初出の実例]「『いまはさりとも』とおもひたゆみたりつるに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)葵)② 躊躇(ちゅうちょ)しながら思案する。ためらいながら思う。[初出の実例]「『山のあなたのすまゐにも、心苦しき様をひきこめんもいかが』など、思たゆみて過し侍りて」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例