思ひ晴るく(読み)オモイハルク

デジタル大辞泉 「思ひ晴るく」の意味・読み・例文・類語

おもい‐はる・く〔おもひ‐〕【思ひ晴るく】

[動カ下二]気持ちを晴らす。
「例の気色けしきなる今朝御文にもあらざめれど、なほえ―・けず」〈夕霧

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精選版 日本国語大辞典 「思ひ晴るく」の意味・読み・例文・類語

おもい‐はる・くおもひ‥【思晴】

  1. 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 疑い、憂鬱の気持などをはらす。心をせいせいさせる。
    1. [初出の実例]「人はえまほにも見ず、例のけしきなる今朝の御文にもあらざめれど、なほえおもひはるけず」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕霧)

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