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御文 おふみ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

御文
おふみ

5帖 80通から成る。蓮如の手紙文を,孫の円如が集めて編纂したもの。御文章 (ごぶんしょう) ともいう。他力信心を保つべきことや,真宗のなかの異端の人々が正道に帰すべきことが懇切に説かれている。文章がやさしいので浄土真宗の流布に大いに役立った。真宗寺院や門徒のなかでは,朝夕の勤行のときに1通ずつ読誦することが習慣となっている。

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デジタル大辞泉の解説

おふみ【御文】

蓮如(れんにょ)が浄土真宗の教義を説いて門徒に与えた書簡80通を選んで編集したもの。主に大谷派でいい、本願寺派では御文章(ごぶんしょう)という。おふみさま。

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百科事典マイペディアの解説

御文【おふみ】

蓮如仮名法語

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大辞林 第三版の解説

おふみ【御文】

お手紙。御消息。
蓮如れんによの書簡・法語集。お文さま。 → 御文章ごぶんしよう

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

御文
おふみ

浄土真宗、本願寺中興の祖といわれる第8世蓮如(れんにょ)(1415―99)が、門徒教化のため発給した消息(しょうそく)(手紙)形式の法語。『御文章(ごぶんしょう)』『宝章(ほうしょう)』ともいう(普通、大谷派では『御文』、本願寺派では『御文章』という)。蓮如の孫円如(えんにょ)(1491―1521)が80通を選び、本願寺10世証如(しょうにょ)が初めてこれを版に付した。『御文』は普通、調製の形式から『五帖(ごじょう)御文』とよばれるが、のちに「五帖」に漏れたものを集め、それを『帖外御文』とよんでいる。蓮如以降に『御文』は、門徒教化の基本的な素材となってきたため、『御文』に関する研究書、講録はきわめて多い。なお、『御文』は法語として蓮如の思想を示すとともに、一向一揆(いっこういっき)初期の政治関係史料としても貴重である。[北西 弘]
『稲葉昌丸編『蓮如上人遺文』(1936・法蔵館) ▽笠原一男・井上鋭夫校注『日本思想大系17 蓮如・一向一揆』(1972・岩波書店)』

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世界大百科事典内の御文の言及

【蓮如】より

…生涯に子どもは13男14女の多きにおよんだ。 蓮如の布教は,教義を仮名でわかりやすく説いた《御文(おふみ)(御文章(ごぶんしよう))》(《蓮如仮名法語》)を中心に行われた。これは消息として各地の門徒に書き送られたものであるが,のち蓮如の孫円如がこれを収集してまとめた。…

【蓮如仮名法語】より

…本願寺第8世蓮如が,真宗の教義を平易な文体でかな書きにした法語をいう。消息,御書,宝章,勧文,勧章ともいわれ,東本願寺では〈御文(おふみ)〉といい,西本願寺では〈御文章(ごぶんしよう)〉の雅称で呼んでいる。蓮如が〈千の物を百にゑり,百のものを十にゑり,十のものを一にゑりすぐりて〉,教義の要をわかりやすく説いたのが〈御文〉で,いずれも書簡文の形式をとった一紙法語である。…

※「御文」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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