デジタル大辞泉 「思ひ紛ふ」の意味・読み・例文・類語 おもい‐まが・う〔おもひまがふ〕【思ひ▽紛ふ】 [動ハ下二]思い違いをする。錯覚を起こす。「さだめなく鳥や鳴くらむ秋の夜の月の光を―・へて」〈山家集・上〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「思ひ紛ふ」の意味・読み・例文・類語 おもい‐まが・うおもひまがふ【思紛】 [ 1 ] 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 物事をまちがって別のものと思い込む。まぎらわしく思う。思い違える。[初出の実例]「住みなれ給ひし故郷の池水、思ひまがへられ給ふに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)明石)[ 2 ] 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 [ 一 ]に同じ。[初出の実例]「まづ散りてのちに咲きぬるむめの花おもひまがふは雪にざりける」(出典:公忠集(986‐999)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例