思召入(読み)おぼしめしいれ

精選版 日本国語大辞典 「思召入」の意味・読み・例文・類語

おぼしめし‐いれ【思召入】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「おもいいれ(思入)[ 一 ]」の尊敬語 )
  2. 人や物事に深く思いをお寄せになること。御執心
    1. [初出の実例]「此者をうたんとある思召入と察し申せしは、大方黒星かと存る」(出典:浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)二)
  3. あれこれと物事について考えを巡らされること。御思案。御つもり。
    1. [初出の実例]「爰(ここ)が大事のせんさく両方のおぼしめし入とくと承はり人々の心得のためとぞ聞ける」(出典浮世草子世間胸算用(1692)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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