これ‐もの【此者・是者・此物・是物】
- 〘 名詞 〙 ( 「これ」は、物事を手つきで暗示する際にいう )
- ① 手つきで暗示しているような、そのような者、あるいは状態など。
- [初出の実例]「あのお客は隣座敷がこれものだから と手で呑むまねをして」(出典:洒落本・船頭深話(1802)一)
- ② 特に、妊娠して腹の大きくなった女をさす。
- [初出の実例]「是物(コレモノ)になって袋を娵縫わず」(出典:雑俳・玉柳(1787)七月晦日)
こ‐は【此者】
- 〘 連語 〙 ( 代名詞「こ」に助詞「は」の付いたもの ) 多く疑問や感動の気持を表わす場合に用いる。これは。また、感動詞的に、「なんとまあ」「これはまあ」の意を表わすこともある。
- [初出の実例]「戸をおしあけてさめき入れば、あきれて、いとこは、ずちなき世かなとて、立てるもをかし」(出典:枕草子(10C終)九二)
これ‐しゃ【此者・是者】
- 〘 名詞 〙 ( これをする者の意から ) 博打(ばくち)をする者。
- [初出の実例]「名誉の是しゃで御ざる。当(あた)りの若い者共と寄り合うて、〈略〉散々仕合わせが悪敷う御座って」(出典:虎寛本狂言・三人片輪(室町末‐近世初))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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