思方(読み)おもうかた

精選版 日本国語大辞典 「思方」の意味・読み・例文・類語

おもう【思】 方(かた)

  1. 考えること。考える所。思う所。
    1. [初出の実例]「今、おとどの気色見てぞ。思ふかた、異にもあらんを」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)三)
  2. 思っている人。恋人
    1. [初出の実例]「嬉しき物〈略〉一 思ふ方よりの文」(出典:仮名草子・犬枕(1606頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android