思案に落ちる(読み)シアンニオチル

デジタル大辞泉 「思案に落ちる」の意味・読み・例文・類語

思案しあん・ちる

多く打消しの語を伴って用いる)理解できる。合点がいく。
「―・ちない事でもあって、一人で心労してゐると」〈人・娘節用・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「思案に落ちる」の意味・読み・例文・類語

しあん【思案】 に 落(お)ちる

  1. ( 多く打消の語を伴って用いる ) よく理解できる。合点がいく。納得がいく。思案におちつく。
    1. [初出の実例]「何共しあんにおちがたしと、しばらくくふうなされしが」(出典:浄瑠璃・滝口横笛(1676)三)

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