思案涙(読み)シアンナミダ

デジタル大辞泉 「思案涙」の意味・読み・例文・類語

しあん‐なみだ【思案涙】

心配のため流す涙。また、思いあまって流す涙。
「―に胸つまり」〈浄・氷の朔日

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「思案涙」の意味・読み・例文・類語

しあん‐なみだ【思案涙】

  1. 〘 名詞 〙 どうしてよいかわからず思いあまって落とす涙。心配して落とす涙。
    1. [初出の実例]「いやといへば主人の慮外、ををといへば年月の小かんが情のあだと成しあん涙にむねつまり」(出典:浄瑠璃・心中刃は氷の朔日(1709)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む