思案涙(読み)シアンナミダ

デジタル大辞泉 「思案涙」の意味・読み・例文・類語

しあん‐なみだ【思案涙】

心配のため流す涙。また、思いあまって流す涙。
「―に胸つまり」〈浄・氷の朔日

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「思案涙」の意味・読み・例文・類語

しあん‐なみだ【思案涙】

  1. 〘 名詞 〙 どうしてよいかわからず思いあまって落とす涙。心配して落とす涙。
    1. [初出の実例]「いやといへば主人の慮外、ををといへば年月の小かんが情のあだと成しあん涙にむねつまり」(出典:浄瑠璃・心中刃は氷の朔日(1709)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む