急拵え(読み)キュウゴシラエ

デジタル大辞泉 「急拵え」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐ごしらえ〔キフごしらへ〕【急×拵え】

間に合わせるために、急いでつくること。また、そのもの。急造。「急拵え舞台

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「急拵え」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐ごしらえキフごしらへ【急拵】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 間に合わせに大急ぎでこしらえること。あわててこしらえること。また、そのさま。にわかごしらえ。にわかづくり。
    1. [初出の実例]「急拵(キフゴシラ)への茶番にしちゃア、大当り御座(ごぜ)えやした」(出典人情本・処女七種(1836‐44頃か)六)
    2. 「なかなか急拵(キフゴシラ)へに出来る筈のものでないから」(出典:かのやうに(1912)〈森鴎外〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android