怨讐(読み)オンシュウ

デジタル大辞泉 「怨讐」の意味・読み・例文・類語

おん‐しゅう〔ヲンシウ〕【怨×讐】

うらんでかたきとすること。えんしゅう。
天下大いに乱れて、父子兄弟―を結び」〈太平記・二七〉

えん‐しゅう〔ヱンシウ〕【怨×讐】

うらんでかたきとすること。うらみのあるかたき。おんしゅう。

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精選版 日本国語大辞典 「怨讐」の意味・読み・例文・類語

おん‐しゅうヲンシウ【怨讐・怨讎】

  1. 〘 名詞 〙 かたきとして恨むこと。あだ。うらみ。えんしゅう。
    1. [初出の実例]「勝負浄論して、或は瞋恚を起し、或怨讎をむすし」(出典:梵舜本沙石集(1283)五本)
    2. 「是れより天下大いに乱れて、父子・兄弟怨讎(ヲンシウ)を結び」(出典:太平記(14C後)二七)
    3. [その他の文献]〔春秋左伝‐僖公二八年〕

えん‐しゅうヱンシウ【怨讐】

  1. 〘 名詞 〙 恨んでかたきとすること。また、恨みのあるかたき。おんしゅう。

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