恋ひ止む(読み)コイヤム

デジタル大辞泉 「恋ひ止む」の意味・読み・例文・類語

こい‐や・む〔こひ‐〕【恋ひ止む】

[動マ四]恋の気持ちがなくなる。
「ぬばたまのいめにはもとな相見れどただにあらねば―・まずけり」〈・三九八〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 自動詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「恋ひ止む」の意味・読み・例文・類語

こい‐や・むこひ‥【恋止】

  1. 〘 自動詞 マ行四段活用 〙 相手を恋い慕う気持がなくなる。恋慕の情が消える。恋過ぐ。
    1. [初出の実例]「いかにして恋止(こひやむ)ものぞ天地の神を祈れど吾れや思ひ益す」(出典万葉集(8C後)一三・三三〇六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android