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悉檀寺跡(読み)しつたんじあと

日本歴史地名大系 「悉檀寺跡」の解説

悉檀寺跡
しつたんじあと

[現在地名]高槻市成合北の町

春日かすが神社境内の南に隣接して所在したと推定され、平安時代後期の軒瓦が出土する。「三代実録」貞観一六年(八七四)一二月二五日条に「摂津国島上郡悉檀寺預之官寺、先是、伝灯大法師位園純奏言、先師伝灯大法師位安秘奉為国家、建此道場、貞観五年太政官処分、為天台別院、望請改為官寺、詔許之」と記される。安秘の創建で、貞観五年天台別院となり、同一六年に官寺に列したことがわかる。中世には春日神社の宮寺となっていたようで、住僧が春日社の祭祀をとり行っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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