軒瓦(読み)ノキガワラ

精選版 日本国語大辞典 「軒瓦」の意味・読み・例文・類語

のき‐がわら‥がはら【軒瓦・宇瓦】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 屋根の軒先に置かれる平瓦(ひらがわら)前面に多く唐草(からくさ)が用いられるので、唐草瓦ともいう。軒平瓦。
    1. 軒瓦<b>①</b>〈奈良県法隆寺出土〉
      軒瓦〈奈良県法隆寺出土〉
    2. [初出の実例]「男瓦玖仟枚 女瓦壱万捌仟枚 堤瓦弐仟肆伯枚 鐙瓦参伯枚 宇瓦参伯枚」(出典:正倉院文書‐天平勝宝八年(764)八月一四日・造東大寺司牒)
  3. 軒先の瓦。
    1. [初出の実例]「紋を据(す)ゑたるのきがはら、砕(くだ)けて元(もと)の土とのみ」(出典浄瑠璃津国女夫池(1721)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む