軒瓦(読み)ノキガワラ

デジタル大辞泉 「軒瓦」の意味・読み・例文・類語

のき‐がわら〔‐がはら〕【軒瓦】

軒先に用いる瓦。軒平瓦軒丸瓦とがある。
軒平瓦のきひらがわら」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「軒瓦」の意味・読み・例文・類語

のき‐がわら‥がはら【軒瓦・宇瓦】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 屋根の軒先に置かれる平瓦(ひらがわら)前面に多く唐草(からくさ)が用いられるので、唐草瓦ともいう。軒平瓦。
    1. 軒瓦<b>①</b>〈奈良県法隆寺出土〉
      軒瓦〈奈良県法隆寺出土〉
    2. [初出の実例]「男瓦玖仟枚 女瓦壱万捌仟枚 堤瓦弐仟肆伯枚 鐙瓦参伯枚 宇瓦参伯枚」(出典:正倉院文書‐天平勝宝八年(764)八月一四日・造東大寺司牒)
  3. 軒先の瓦。
    1. [初出の実例]「紋を据(す)ゑたるのきがはら、砕(くだ)けて元(もと)の土とのみ」(出典浄瑠璃津国女夫池(1721)四)

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