患者検査機器(読み)かんじゃけんさきき(英語表記)apparatus for clinical examination

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「患者検査機器」の意味・わかりやすい解説

患者検査機器
かんじゃけんさきき
apparatus for clinical examination

病気の診断や健康診断に際して行われる臨床検査には,患者から採取した血液,尿,便,痰などを対象とする検体検査と,患者の身体そのものを対象とする患者検査とがあり,後者に用いられる機器をいう。心電計,心音計,電気血圧計,呼吸機能検査装置,脳波計,筋電計,眼底カメラオージオメータ超音波診断装置,核医学検査装置 (シンチスキャナ,シンチカメラなど) ,X線撮影装置,サーモグラフなど多くのものが含まれる。これらの検査機器の多くは直接人体と結合されるので,安全性が重視される。また,多くは体表面から微小な生体信号を検出しなければならないので,すぐれた電子工学技術が必要となる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android