悲しび(読み)カナシビ

デジタル大辞泉 「悲しび」の意味・読み・例文・類語

かなしび【悲しび/哀しび】

悲しみ」に同じ。
「時うつり、事去り、楽しび―行きかふとも」〈古今仮名序

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「悲しび」の意味・読み・例文・類語

かなしび【悲・哀】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「かなしぶ(悲)」の連用形名詞化 ) 悲しむこと。また、悲しい気持。悲しみ。
    1. [初出の実例]「父母見已りて憂悲(カナシビ)を抱きて、倶に山林捨身の処に往でましき」(出典:西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)一〇)

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