精選版 日本国語大辞典 「悲鳴を上げる」の意味・読み・例文・類語 ひめい【悲鳴】 を 上(あ)げる ① 恐ろしい時、驚いた時、苦しい時などに思わず声を出す。[初出の実例]「錆びた小刀で引裂く医者殿が腕前ぢゃ、病人は七顛八倒して悲鳴(ヒメイ)を上(ア)げるのが」(出典:高野聖(1900)〈泉鏡花〉二六)② 困り果てる。また、困り果てて、他に助けを求める。弱気なことをいう。[初出の実例]「今日の紙面は大変なんですよ、整理の奴等悲鳴を上げると思ふんです」(出典:闘牛(1949)〈井上靖〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例