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悼亡詩 とうぼうしdào wáng shī

世界大百科事典 第2版の解説

とうぼうし【悼亡詩 dào wáng shī】

妻の死を悲しむ詩。中国では妻に対する愛情を公然と表白することは避けられたが,宋の梅尭臣が,その悼亡詩で〈人間(じんかん)の婦を見尽くすも,かくも美にかつ賢なるなし〉と詠じたように,悼亡詩の中でのみは許された。西晋の潘岳に始まり,六朝時代に盛行したが,マンネリズムに陥って,一時中絶した。中唐の韋応物や元稹(げんしん)が新生命を吹きこみ,詩の一ジャンルとして定着した。【入谷 仙介

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の悼亡詩の言及

【潘岳】より

陸機と並ぶ美文の文学の大家で,錦を敷きのべたような絢爛(けんらん)たる趣をたたえられた。ことに人の死を悼む哀傷の詩文を得意とし,亡妻への尽きぬ思いをうたった〈悼亡詩(とうぼうし)〉3首はよく知られる。絶世の美男として,また権門の間を巧みに泳ぎまわる軽薄才子として,とかく話題にこと欠かなかった。…

※「悼亡詩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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